お客さまから質問がありました。光熱費保証金？ってなんですか？っと。

「そういえば光熱費保証金について詳しく記載したブログ記事をまだ書いてなかった、、、」

っとふとお客さまのご質問から気付かされましたので今回はこれを詳しく記載します。

その前に普通の保証金の説明から

まず初めに、いわゆる普通の保証金から説明しましょう。弊社では一般保証金などとも呼んでいます。マレーシアで英語で言うSecurity Deposit セキュリティーデポジットというもので、いわゆる保証金です。退去時、お部屋に何か物理的な損傷があったり、あるべきものが無かったりする場合、このオーナーに預けた保証金から相当分が差し引かれ、借主様に返却されます。

オーナー様にとっては当然、家賃を支払わずに逃げてしまう借り主への「保険」ともなりますし、1年契約、2年契約としている借主さんが何らかの理由で早期退去しなければならない際、いわば契約違反のペナルティーとして没収されるのもこの一般保証金です。通常家賃の２ or ３ヶ月分が保証金としてオーナーに預けられます。

日本でもありますよね、保証金と呼んだり、敷金と呼んだりだりします。まさにこれと同じです。

日本ではちょっとした壁の画鋲の穴、床の小傷なども差し引く対象となりますがMalaysiaは相当ゆるく、殆どの場合全額帰ってきます。

光熱費保証金とは文字通り、光熱費に対する保証金

光熱費保証金も目的はほぼ同じで、光熱費を支払わずに退去する借り主が稀にいますのでその際のオーナー様のいわば「保険」です。

日本では光熱費保証金なんてありません。ではなぜマレーシアにはあるのでしょうか？

マレーシアではオーナー名義でそのまま光熱費を支払う

日本では賃貸物件に住み始めるとまずしないといけないことといえば電気、ガス、水道を借り主自身、つまりあなたの名前、名義で契約しないといけませんよね？そうでないと電気、ガス、水道が基本的には使えませんよね？

一方、マレーシアでは入居前から、それらはオーナーの名義で契約がされており、そのまま入居後すぐ使えるのです。

お部屋の内覧時から、電気も付けば水もでる、ガスも通っていますよね。そういうことです。

ということは毎月の請求もオーナーの名前のままで請求が来ます。つまり電気、ガス、水道料金を数ヶ月支払わず、貯めに貯めたまま退去する借り主も極稀にいるわけで、そのためのオーナー様の「保険」がこの光熱費保証金、マレーシアの英語で言うUtility Deposit ユーティリティーデポジットとなるわけです。

ではそのユーティリティデポジットの相場は？

それらは通常家賃の1/2ヶ月分、もしくは1ヶ月分となります。マレーシアでは個々の契約事、全てが交渉事となりますので電気使用がかさむように想定されるようなお部屋のオーナーによっては1ヶ月分要求するオーナーもいますが通常はだいたい1/2ヶ月分がこのUtility Depositの相場です。あくまで保証金なので1/2ヶ月分であろうが1ヶ月分であろうが退去時、しっかり光熱費を支払っていれば返却されます。ですので退去時間際の光熱費を支払った証明をするため、レシートはしっかり保存しておいてください。

インターネット、有料テレビ契約は含まれません

ちなみに、この光熱費保証金の中にはインターネットの契約に関する保証金や、有料ケーブルテレビ放送（当地で有名なのはAstro）に対しての保証金は含まれていません。なぜ？その理由は簡単。インターネットやAstroなどは借り主個人で借り主の名前で自分で契約してもらうものだからです。お部屋のオーナーとは何ら関係ないからです。

光熱費保証金 Utility Deposit および一般保証金 Security Deposit、ご理解いただけましたか？

こんなものは